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自慢のコレクション、、、 [日頃の話、、、]

コレクション(収集)を楽しみにする人は結構いるんじゃないかなぁ?

私には収集癖があるように思う。最初に収集したのは”紙ナフキン”だった。記憶は定かではないが、おそらく小学1年生の時に女子生徒の間で収集が流行したと思う。私はまったく興味が無かったが、たまたま東京の親戚に行ったことで"紙ナフキン"を収集することになった。
従兄弟のお姉さんが珍しい”紙ナフキン”を数枚くれた。収集していなくても、素晴らしくセンスの良い、綺麗な色の”紙ナフキン”だった。田舎者には都会の”紙ナフキン”がとても眩しく感じたような記憶がある。従兄弟にもらった数枚の素晴らしい”紙ナフキン”をかなり自慢げに学校へ持って行くと、予想以上に”馬鹿受け!”して、それから”紙ナフキン”を集め出した。
収集の醍醐味は"収集する"ことだけでなく、愛好家間で"交換する"ことである。当時は盛況であったデパートの食堂に連れて行ってもらった時など、収集用、予備、交換用と数枚を持ち帰っていたように思う。放課後友達と良く交換していた。基本は1対1だが、貴重な物は1対10ぐらいまで跳ね上がったりして、結構細かい交渉事を楽しんだように思う。枚数を増やすか、希少価値を高めるか、幼いながらに苦悩したように思う。
結局、数百枚集めたところで父親から”男の趣味にしては女々しい”という理由で全収集品を妹に譲り渡して、私の”紙ナフキン”収集は終わることとなる。父親の話がとても理不尽だと感じていたが、”女々しい”という感覚には同意する部分があり、混乱する中で泣きながら妹に譲り渡したように記憶している。

その後、切手を収集するようになり、さらに古銭を収集する。どれも数年しか続かなかった。大人になってからはMacintoshの古い機種とソフトを収集してが、昨年全てを売却してしまった。Zippoライターも百数十個収集したが、これも処分。MartinとGibsonのギターも売却(一本は売却中)。現在は何も収集していない。

私の場合、好きな物を集めて所有しようとする欲求(欲望)から収集が始まり、飽きてやめるか、経済的理由で中断して結局やめるか、どちらにしても(私が憧れる)純粋な収集家とは、かなり温度差があるように思う。私は収集に向かない性格だろう。通販中毒と大差ないかなぁ?

最近は少し利口になって、収集するものは無い。所有する物が少ないことは人生を楽にするなぁって思っている。物品は勿論、人間関係、立場、肩書き、どれも持てば持つほど、集めれば集めるほど、(私の場合は)窮屈な人生になっていたように思う。"楽しみとして収集する"ことと、”欲望を満たすために収集する”ことは、結果だけ見れば良く似ているが、似て非なるものであり、前者は一生楽しめそうだが、後者は様々なものを壊してしまうことも多いように思う。私の救いは収集癖を持ちながらも、一気に全てを手放すことに、あまりためらいが無いことのようだ。おかげさまで何年か前に比べれば少しは気楽に過ごしている^^
見返り美人.jpg

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